◉髙橋望
クラシックピアニスト。ドレスデン国立音楽大学で国家演奏家資格修了。同大学院マイスタークラス修了。故郷の秩父を拠点にリサイタルを開催。これまでに、バッハの平均律第1巻全曲等30数回を行い、来場者は7500人を超える。「この曲のココがスゴイ!」などトークを交えた演奏会を企画するなど、クラシック音楽を聴く楽しみを幅広く提供している。NHK-FM名曲リサイタル等出演。CDに、ソロアルバム、フィンランドの名手とのシューベルト・ピアノトリオ他があり、J.Sバッハ「・ゴルトベルク変奏曲」は、レコード芸術9月号で準特選盤に選ばれた。クラシックピアノの旧約聖書と称されるJ.Sバッハの「平均律クラヴィーア曲集」を2月に完成させた。同曲集のリサイタルを行う、世界でも数少ないピアニストのひとり。
http://nozomutakahashi.com
◉辻信一
文化人類学者。自己と社会のホリスティックな変革を目指す環境活動家。明治学院大学国際学部教授。「ナマケモノ倶楽部」世話人。「ゆっくり小学校」校長。「100 万人のキャンドルナイト」呼びかけ人代表。「スローライフ」や「GNH」というコンセプトを軸に、環境=文化運動を展開している。『スロー・イズ・ビューティフル』(平凡社)、『ゆっくりノートブック』(全8巻、大月書店)、『英国シューマッハー校 サティシュ先生の最高の人生をつくる授業』(講談社)、『弱虫でいいんだよ』 (ちくまプリマー新書) など著書多数。“伝統的な叡智”を掘り起こすスローシネマDVDシリーズでは、監督と聞き手を務めている。趣味は歩くこと、俳句、ヨガ、瞑想、落語家として、ぼちぼち亭ぬうりん坊を名のる。
◉稲葉俊郎
医師、東京大学医学部付属病院循環器内科助教。医学博士。1979年熊本生まれ。心臓を内科的に治療するカテーテル治療や心不全が専門。週に一度行っている往診による在宅医療では、心臓以外の病気もすべて診ている。東京大学医学部山岳部の監督を務め、涸沢診療所(夏季限定の山岳診療所)も手伝い、夏には山岳医療も行う。医療の多様性と調和への土壌作りのため、西洋医学だけではなく伝統医療、補完代替医療、民間医療も広く修める。未来の医療と社会の創発のため、伝統芸能、芸術、民俗学、農業など、あらゆる分野との接点を探る対話を積極的に行い、講演・勉強会なども各地で行っている。2011年の東日本大震災をきっかけに、医療の本質や予防医学を広く伝えるべく、個人での活動を始める。音楽、絵画などにも造詣が深く、さまざまなジャンルにおいて医療との接点を模索。自身も絵を描いたり能を習うなどして、歴史や体と向き合っている。著書に、『いのちを呼びさますもの -ひとのこころとからだ』(アノニマ・スタジオ)、共著に『見えないものに、耳をすます』(アノニマ・スタジオ)。
https://www.toshiroinaba.com
◉中村寛
文化人類学者。多摩美術大学准教授。「人間学工房」呼びかけ人。一橋大学大学院社会学研究科・地球社会研究専攻博士後期課程修了。「周縁」における暴力や社会的痛苦、差別と同化のメカニズム、コミュニケーションなどのテーマに取り組む一方、「人間学工房」を通じてさまざまなジャンルのつくり手たちと文化運動を展開する。著書に『残響のハーレム』(共和国)、編・共著に『芸術の授業―BEHIND CREATIVITY』(弘文堂)、訳書に、『アップタウン・キッズ――ニューヨーク・ハーレムの公営団地とストリート文化』(大月書店)がある。
http://www.ningengakukobo.com
◉上野宗則
株式会社素敬代表。「ゆっくり小学校」ようむ員。「ナースのためのエンゼルメイク・アカデミア」主宰。「SOKEIパブリッシング」発行人。父親の死によって遺族となった経験から、死化粧用品などご遺体ケアの商品づくりをはじめる。「いまを生きる人々が、死を想い、死から生を学ぶきっかけづくりができれば」をモットーに、看取りに立ち会う医療者のための講習会や、日本における“デス・カフェ”の先駆け「スロー・デス・カフェ」を行っている。辻信一氏とエコロジー思想を伝える書籍や映像作品を制作するとともに、「スロー・スモール・シンプル」の思想を世に問う場「ゆっくり小学校」を立ち上げた。著書に『エンゼルケアのエビデンス!?』(SOKEIパブリッシング)がある。趣味はぶらぶら。民藝や現代アートが好き。 |