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ゆっくり小学校の“アート・オブ・ライフ”
J.S.バッハ生誕333年記念特別授業
「バッハ・イズ・ビューティフル」
平均律クラヴィーア曲集に描かれた、音律と調和の美学

2018年3月21日(水・祝)、J.S.バッハ生誕333年記念特別授業 「バッハ・イズ・ビューティフル」のイベント詳細を公開、及びお申込みの受付を開始致しました。
是非お誘い合わせの上足をお運びください!

音楽の父として知られるJ.S.バッハが生まれたのは1685年3月31日(ユリウス暦1685年3月21日)。今年でちょうど!? 生誕333年目に当たります。その記念すべき年に、敬愛する我らがピアニスト、髙橋望さん(のんさん)が、J.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集第1巻」のCDを完成させました!

「平均律クラヴィーア曲集第1巻」とは、バッハが1722年に人類史上初めて、1オクターブ12音から成る24すべての和声(長調・単調)を用いて作曲した、鍵盤楽器のための歴史的大作。グールドやリヒテルをはじめとする、世界の名ピアニストが表現に挑み、愛した曲集です。

ちなみに、ピアノは1700年頃発明され、その後の技術革新と音律の確立によって、音楽は飛躍的に発展したといわれます。ピアノや音律は、人間の都合や合理性から生み出されたもの、ともいえますが、美しい音楽表現のために、人間の手によって、長い、長い年月をかけてつくられた文化の賜ものだといえるでしょう。ピアノの音って、なんとも言えない、美しい響きがありますよね。

「平均律クラヴィーア曲集」について、のんさんは言います。

「バッハは〈平均律クラヴィーア曲集〉で、自然と人間の関わりを命題にしたのではないかと私は思います。この曲集には、森羅万象から霊示を受けたと感じられる箇所があり、人間の喜怒哀楽や色々な感情を想わせる箇所もある。そして、曲の終わりは必ず調和へと導かれてゆくのです。自然と人間の調和を願うかのように…」と。そしてまた、「私はバッハの音楽から、“スロー・スモール・シンプル”の思想を強く感じるのです」とも。

のんさんによるピアノ演奏を交えた解説を主に、ゆっくり小の辻信一校長、ドクターの枠を超えたアーティストの稲葉俊郎さん、ピアニストでもある文化人類学者の中村寛さんをゲストに迎え、タダの人の目線からクラシックピアノに親しみ、バッハのエコロジカルな世界観に近づいてみる、ゆるいアートな会。バッハが後世に託した調和の美学を、ココロとカラダで学んでみませんか。

イベント詳細ページ → http://yukkuri-web.com/archives/7424