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    ゆっくり小学校 初夏の特別授業
    ファン・デグォンさんお話会と
    スローシネマ『Life is Peace』上映会

    足元にひろがる、もうひとつの世界へ

    産業社会の終焉段階にある日本に生きている若い読者たちと出会うと思うと、わくわくする。終焉とは新しい始まりに近いという意味でもあるからだ。たとえ今は、…出口を見失ったように思えても、一歩下がって足元に育つ雑草やその間を這い回る小さな昆虫たちを覗き込んでみれば、そこに、太古の昔から別の世界が存在していたことに気づくだろう。
    ファン・デグォン

    自分は「獄中で二度死んだ」…“死”から、新しい生命が始まった、と彼は言う。そして、自分がしがみついてきたものが、全部無意味だと気づいたときにこそ、新しい道が見えるものなのだ、と。その新しい道へと彼を導いたのが、ありふれた野草と虫たち、そして無数の微生物だった。…彼にとって野草とは、「人間が自然へと回帰するための扉」なのだ。
    辻信一

    以上、ファン・デグォン著『野草の手紙』(自然食通信社)より

    下関内日に拠点をもつ、学びなおしの小さな学校、“ゆっくり小学校”。
    ゆっくり小学校は、韓国の生態共同体活動家ファン・デグォンさんをお招きし、お話会とスローシネマ『Life is Peace』の上映会を開きます。
    ファンさん(BAUさん)は、かつて、時の権力者から理不尽な暴力や弾圧を被り続け、あらゆる抵抗や葛藤の末に、自然界の中に生きる糧を見出した人。多くの悲しみや苦しみをくぐり抜け、善悪を超えた境地に達しているかのような、深い慈愛に満ちた方なのです。
    スローシネマのなかでファンさんは言います。「自然をじっくり観察すれば、命は、はかないものだと分かります。生きている間、命は生を謳歌します。そこには繁栄が、喜びが、悲しみがあります。それらすべてが混じりあって、生の華麗な織物を作りあげます」と。
    彼と共にいるだけで、生きていく力をもらえる、そしてこうも気づかされる、「生きていくべき世界は、この世界だけではない」と……。石ころを意味する“BAU”を名のる謙虚なファンさんの想いを感じ取り、足元にひろがっているもうひとつの世界へと目を向けていく―、ゆっくりと学びなおし、しませんか。

    イベント ・スローシネマ『ファン・デグォンのLife is Peace 』上映会
     【プロモーション映像】https://youtu.be/5E9NWrCKTgQ
    ・ファン・デグォンさんお話会
    ・カヤグムの弾き語り 特別出演:呉明美(オ・ミョンミ)
    日 時 2019年6月14日(土)
    18:00−21:00頃(受付開始 / 17:30)
    場 所 下関市生涯学習プラザ 宙のホール(多目的ホール)
    下関市細江町3-1-1
    http://s-dreamship.jp/access.html
    参加費 [前売券]一般:1,800円
         学生(中高大):1,000円
    [当日券]一般:2,000円
         学生(中高大):1,200円
    小学生以下無料
    チケット
    取り扱い
    ◉下関生涯学習プラザ
    5月10日(金)より発売

    ◉Peatix
    「Peatixで申込む」を押していただくとPeatixのイベントページが表示されますので「チケットを申し込む」よりお申込みください。

    ◉ゆっくりweb(受付締切:2019年5月31日)
    下ボタンよりメールフォームへ進んでいただき、必要入力事項をご入力のうえお申込みください。お申込みいただきますと、ご入力頂いたメールアドレス宛に振込先、及び詳細を記載した自動返信メールをお送りしますので、必ずご確認ください。また、info@yukkuri-web.comからのメールを受信できるよう設定をお願い致します。自動返信メールが届かないことがありましたら、大変お手数ですが TEL 083-242-6262(平日9:00〜16:00)までご連絡いただきますようお願いいたします。

    ※ゆっくりwebでの受付は終了致しました。チケットは下関生涯学習プラザ、またはPeatixにてお買い求めください。

    プロフィール ファン・デグォン
    1955年ソウル生まれ。著述家、生態共同体活動家。ソウル大学農学部卒。1985年、留学先の米国から帰国したその日に、身に覚えのないスパイ容疑で当時のKCIA(国家安全企画部)に拘束され、2ヶ月に及ぶ拷問の末、北朝鮮のスパイに仕立て上げられる。死刑求刑後無期懲役の判決を受け、1998年に特赦による釈放までの13年2か月、独房で牢獄生活を送る。釈放後、アムネスティ・インターナショナルの招きにより、ロンドン大学で農業生態学を学ぶ。2002年、獄中から妹に送り続けた絵手紙が『野草手紙』として韓国で出版され、100万部を超えるベストセラーとなった。現在、全羅道ヨングァンにある生命平和マウルを拠点に、農業と執筆活動を行いながら、「生命平和(ライフピース)運動」を展開している。

    きむ・すひゃん(通訳)
    東京生まれ、横浜育ち。在韓20年。ソウル在住。料理研究家。食のアクティビスト。ソウルのオーガニックカフェの先駆け「スッカラ」オーナー。韓国の地方料理・古代料理の復元や、生産者と食卓を結ぶマルシェのコーディネーターとして活躍するなど、食に関する多様な活動を行っている。韓国を語らい・味わい・楽しむ雑誌『中くらいの友だち』(韓くに手帖)に寄稿中。 https://www.facebook.com/cafesukkara

    呉明美(オ・ミョンミ)
    日韓バイリンガルブライダルMC、カヤグム弾き語りスト。1981年下関生まれ、下関育ち。在日コリアン三世。幼い頃から民族学校に通うなかで、母国の言葉や文化に親しみ、小学5年生から始めたカヤグムと歌が今でも大好き。(カヤグムは朝鮮半島の代表的な民族弦楽器の一つ。)2008年司会者として活動をスタート。同時期よりカヤグムの弾き語りを様々なステージで披露。人とのつながりや、そのあたたかさありがたさを演奏に込める。司会、音楽活動他、韓国語教室やラジオなど、日韓の架け橋となるべく活動中。

    主 催 株式会社素敬 ゆっくり小学校