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    ゆっくり小学校
    ファンさん、すひゃんさんと
    野草を味わう1dayリトリート

    一般的には、雑草扱いで見向きもされない草だが、わたしにとってはそれらすべてが貴重な薬草だった。……観察し、対話し、摘んでは食べ、乾かして茶にし、一つひとつスケッチしながら、完全に草と一体化していった。すると、そこから驚くべき世界が開けはじめた。草たちは、人間社会がこの世のすべてと思い込んでいたわたしに、人間社会よりもずっと複雑で神秘に満ちた生命の世界を見せてくれたのだ。
    ファン・デグォン
    ファン・デグォン著『野草手紙』(NHK出版)より

    学びなおしの小さな学校、“ゆっくり小学校”では、韓国の生態共同体活動家ファン・デグォンさんをお招きし、1dayリトリートを開催します。
    ファンさん(BAUさん)は、かつて、時の権力者から理不尽な暴力や弾圧を被り続け、あらゆる抵抗や葛藤の末に、自然界の中に生きる糧を見出した人。多くの悲しみや苦しみをくぐり抜け、善悪を超えた境地に達しているかのような、深い慈愛に満ちた方です。

    「You are what you eat」というアメリカのことわざがあります。「健康は食べ物で決まる。正しい食事で健康になる」と意味づけられるこの言葉を、ファンさんは、「何かを食べるということは、それとひとつになるということ」と訳します。例えば、野菜を食べるという行為は、自分自身が野菜のいのちそのものになるということ、というわけなのです。
    野草を食べ、野草とひとつになるプロセスを体現したファンさん。そのファンさんと野草を眺め、野草を食べ、野草そのものになって、その視点から世界を見てみる。自然溢れるゆっくり小学校のフィールドを歩き、ファンさんの見た驚くべき世界を、共にたのしみましょう。

    イベント
    内  容
    ファンさん、すひゃんさんと野草を摘み、野草ピザや野草サラダなどを料理し、食べ、生命の世界を学びます。
    日 時 2019年6月15日(土)
    11:00−16:00頃(受付開始 / 10:30)
    場 所 ゆっくり小学校下関内日校舎
    下関市内日下595
    https://goo.gl/maps/GuzmQfb86Xy
    【道案内動画】https://youtu.be/YV8yFViTNck
    参加費 4,000円
    お申込み 下ボタンよりメールフォームへ進んでいただき、必要入力事項をご入力のうえお申込みください。お申込みいただきますと、ご入力頂いたメールアドレス宛に自動返信メールをお送りしますので、必ずご確認ください。また、sokei.yukkuri@gmail.comからのメールを受信できるよう設定をお願い致します。

    定員に達したため、募集を締め切りました

    当日について 汚れてもよい服装でお越しください。
    また、雨天決行となります。雨天の場合、雨具をご持参ください。
    プロフィール ファン・デグォン
    1955年ソウル生まれ。著述家、生態共同体活動家。ソウル大学農学部卒。1985年、留学先の米国から帰国したその日に、身に覚えのないスパイ容疑で当時のKCIA(国家安全企画部)に拘束され、2ヶ月に及ぶ拷問の末、北朝鮮のスパイに仕立て上げられる。死刑求刑後無期懲役の判決を受け、1998年に特赦による釈放までの13年2か月、独房で牢獄生活を送る。釈放後、アムネスティ・インターナショナルの招きにより、ロンドン大学で農業生態学を学ぶ。2002年、獄中から妹に送り続けた絵手紙が『野草手紙』として韓国で出版され、100万部を超えるベストセラーとなった。現在、全羅道ヨングァンにある生命平和マウルを拠点に、農業と執筆活動を行いながら、「生命平和(ライフピース)運動」を展開している。

    きむ・すひゃん(通訳)
    東京生まれ、横浜育ち。在韓20年。ソウル在住。料理研究家。食のアクティビスト。ソウルのオーガニックカフェの先駆け「スッカラ」オーナー。韓国の地方料理・古代料理の復元や、生産者と食卓を結ぶマルシェのコーディネーターとして活躍するなど、食に関する多様な活動を行っている。韓国を語らい・味わい・楽しむ雑誌『中くらいの友だち』(韓くに手帖)に寄稿中。 https://www.facebook.com/cafesukkara

    主 催 株式会社素敬 ゆっくり小学校