ゆっくり小学校 ≫ 授業風景

ゆっくり小学校3期へご参加頂きました、中本絵菜さんにご感想を頂きましたのでご紹介させていただきます。

【卒業しました(^_-)-☆】
去る1月22日、4ヶ月間計8日開催されたゆっくり小学校が終了いたしました〜。

カリキュラムや出会った人々、そこで感じたことなど書きたいことは山のようにあるのですが、あえて

・参加前と参加後で私の意識がどのように変わったか?

を中心に書かせていただきます(≧∇≦)

なぜならゆっくり小学校は私のこの10年の旅の終わり、
物心ついた時から絡まっていた糸を解くための学校になったから…。

【『洗濯機の中身』から…】
私がゆっくり小学校の話を聞いたのは去年の9月頃。
酵素玄米の通信販売『ほんわかそわか』の工場長もしているお友達・桑原真理子さん(以降マリさん)からでした。

全国を飛び回り、日頃からいろんないいものに触れているけれど、人に伝えるのは本当の本当に厳選した、価値の高いものだけ。

それに、今回詳細は書きませんが、マリさんは統計学やら何やらで見ていった時、どうやら私に強力な幸運をもたらす星の方✨であり…。

そのため参考としていただいた同学校のパンフレットもワクワクする内容でしたが…。

さらにそれだけでは測れない、深い何かがあることに、なんとなく気づいていました。

そんな背景から心は大きく動いたのですが、当時私は仕事でもプライベートでも大きな変化を迎え、例えて言うと

『洗濯が始まった洗濯機の中身状態』!

グルグル回らされ、周りのいろんなものがあちこちにからまって

「ううう〜(;´Д`A」

となっている最中。

ゆっくりどころか息つく暇もなく、通学もできるかどうかものすごく微妙。

そもそも精神的にも『ゆっくり』なんて全然考えられないよ〜(T.T)というのが本音の本音でございました…。

それでも参加を決めたのは先ほど書いた理由のほかに

「なぜ私史上、精神的にも肉体的にも追い込まれているこの時にこの話が来たの?」

という世の不思議さと

『遅刻、早退、途中抜け、欠席OK。その間代理の人に参加してもらうのもOK』

というゆとりのある形におもしろさと心配いらずの安心感を感じたからでした。

それから4ヶ月。

途中抜け出したり、お休みしたりで出席時間がややあやしかったものの^_^;
なんとか卒業させていただきました〜♪

この卒業証書、ステキでしょ✨?

資格はもらえないけど『参画』しました
→さんかく賞(笑)

通学期間は座学で学んだり、合宿に参加したほかに、歌ったり、踊ったり、料理したり。

その他葉っぱに文字書いたり、折り紙したり、寄せ書き書いたり、ペットボトルの打楽器で演奏したりと、色んなことをすることになりました。

大抵が、子供時代を最後にやらなくなっていたこと→そしてそのことさえ気づいていかなったこと。

得意不得意に関係なく。

『ゆっくり小学校』のはずなのに
実にやること多すぎてワタワタヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
な日々でしたが、思い出すだけで思わず笑ってしまいます♪

『情熱大陸』でも取り上げられた文化人類学者にして環境活動家。
明治学院大学の現役の先生でもある辻信一さん。

エンゼルケア、エンゼルメイクで有名な株式会社素敬の社長である上野宗則さん。

みんなで作るお昼ご飯完成の協力助っ人。
給食係の皆さん。

『ようむいん見習い』として参加した桑原真理子さんら『教職員』の皆さんに見守られ支えられ…。

そして特別講師としていらっしゃった

・生態共同体活動家 ファン・デグォンさん
・ピアニスト 高橋望さん
・医師 稲葉俊郎さん

といった皆さんに叡智を分けていただきながら過ごした8日間。

長いようであっという間。

ありきたりな表現で申し訳ないのですが、本当にこんな感じ。

どの回も一口には言えない味。
とっても思い出深いです。

【弱くても、小さくても、泣き虫でも】
ゆっくり小学校で学び、手に入れた1番大切なもの。

それは

『弱くて、小さくて、泣き虫でもいいのだ』

ということでした。
…正確には『思い出した』でしょうか?

私は本来、弱くて小さくて、しかもとてもよく泣く人間です。

さらに不器用で人一倍動作が遅く、小さな頃から大人はおろか同じ子供にさえ「早く早く」といつも急かされ、それがとっても苦痛でした。

そんな私を見て周りの大人、特に父は『強くあれ』と言い続けていました。

誰にも頼らなくていいくらい、なんでもできるようになれ。

ノロノロしない。明るくテキパキ動けて、いちいち泣かない。

友達は作ってもいいけど、友達でもライバルだ。
常に競争意識を持ち、勝たなくてはいけない。

より成績を上げ、よりいい企業に勤め、どんどん出世し、世界に羽ばたける人になれ。

父が語る『いい子』は『のんびりゆっくりぼ〜っと暮らす』ことを望む私とはほとんど正反対の『競争社会の優等生』。

しかし父がものすごく怖かったことと、また

「言うこと聞かないときっと嫌われる」

子どもの私はそう考え、小さいなりに『親の理想』を懸命を目指そうとしました。

競争意識→戦うこと。
涙を流さない→感情を出さないか、怒ること。

元々そんなに友達の多い方でもなかったけど理想を目指しているのに、動作が遅いと言われることがさらにストレスになり、1人でいる時間も増えてきました。

それを繰り返し反復し続けた上に、小学校〜高校にかけて色々とキツイ目に遭ううちに…。

私にとっては『強い』とは

『傷つけられる前に攻撃すること』
『人に心を開かず、どなってでも人を圧倒すること』
『弱音を吐かず、ムリしてでも完璧を目指すこと』

そして

『個性を殺し、なれない自分になること』

が成長することだと思い込むになっていったような気がします。

「えなちゃんは強いね、立派だね」

必死で演じていただけだったのに、いつの間にか私の印象は『強い人』になってしまい、いつしか自分で登った『山』を降りられなくなってしまいました。

「中本さん、強いから大丈夫だよね?」

『あなたが強い』方がこちらにとって都合がいい。

そんな理由からムリを押し通してくる人も何人もいましたが、「私は弱い」ということができませんでした。

もちろんこれだけが原因ではないですし、父も含めた周りの大人は私のことを大事に思ったからこそ、そのようなことを言ったことはわかっています(*^^*)

幼かった私なりの『精一杯の解釈』がとんでもない方向に進んじゃったんだな〜とも今では思いますが

「自分を変えたい!」

無理をし続けた結果プライベートでも仕事でも行き詰まった10年前。

私の旅は始まりましたが、当時はその旅の理由も、何が望みなのかも実はよくわかっていなかったような気がします。

いろんなところに行き、いろんな考えを知り、いろんなことをやり…。

「見つからない、見つからない、見つからない…」

結果として『狂犬病にかかった犬』状態になり、すぐカッとなり誰にでも噛み付いていた私でしたが…。

そんな中で出会った多くの方々が少しずつ固い鎧と牙を取ってくれ、心の奥にしまっていた弱い私を引っ張り出してくれました。

そして最後に出逢ったのがゆっくり小学校でした。

『スローイズビューティフル』→『小さいことはすばらしい』

という言葉の本当の意味も、『ゆっくり』の価値も、

『より早く、より大きく、より強く』

の呪縛にはまっていたため最初は全然わからず…。

しかし

「より早く、より大きく、より強く。人でも世の中でもそれだけが価値があることだとされているが、もうその考えは限界に来ているのではないか?」

小さな種が芽を出し、根っこを伸ばすように、ここでの教えは徐々にそして私の心に根付いていきました。

そして気付いたこと。

『私は弱くて、小さくて、泣き虫でよかったんだ』

いくらメッキをはったって、強がったって限界がある。

青い鳥を探してあちこち旅して疲れ果てていたけれど、実はすぐそばに最初からいたのだと。

弱い自分を受け入れる勇気。
私を急かそうとするものを断ち切る勇気。

そこに本当の強さがあったのかな?と感じ、一歩を踏み出すことができました。

【ゆっくり、ゆっくり】
「こうすればより稼げます」
「これを学ばないとこれからの世の中では生きていけない」

今日もSNSやWebにはそんな言葉が踊っています。
そんな中、

「あなた達も志があってやっているのかもしれないけど、とりあえず、私は降りるね♪」

とつぶやきます。

お金持ちになることも、地位や名声を手にいれることも、興味がないわけじゃありません。

むしろ興味ありあり♪

ゴロゴロ寝てても月100万円くらいもらえないかな〜って、あれれ?おかしいなぁ?

ゆっくり小学校でいろいろ学んだはずなんですけどねぇ(笑)

…な〜んてね( ̄▽ ̄)✨

あいかわらずプライベートも仕事の問題も山積みですし、『狂犬病』も気をぬくと出てきちゃいそうになるし…。

ぱっと変われればそれが理想ですが、そうならなくとも、まぁ、そこはじっくりゆっくりですかね♪

ゆっくり小学校が終わってから、体調が悪かったということもありますが(笑)
思い切って活動をグッと減らし、その分家でゴロゴロしたり、家族やワンコと戯れたり。

好きだったけど『お金と効率』に取り憑かれていた結果ガマンしていた映画鑑賞や趣味を復活させたりしています。

とりあえずの旅の終わり。

この10年の学びを落とし込んだり、かつて捨てたり、日々の中で忘れていた大切なものを思い出すために。

紹介される講座やイベントについても

「えええっ!行こうかな?」

と思った後、不安や煽られていることが動機ではないかどうかを考える。

そして本当に必要かどうかを考えてから行くかどうかを決めてみる。

…そのうちまた旅に出るんだろうなと予感しながら、とりあえず今は
こんな感じです♪

「急げ、急げ」

私を急かす要素もあいかわらずですがご迷惑がかかること以外は

『ゆっくりゆっくり』

その言葉を心に浮かべ、落ち着かせるようにします。

最初はうまくやっていけるのかな?と思っていましたが、「急げ、急げ」はどうやら相当なストレス&私の頭の中を占領していたようで…。

まぁ、この後のことはそのうちに…( *´艸`)?

【『我が母校』がまたひとつ…】
『学びをほどき、編みなおす』
論理的にはちっともうまく説明できないけど(笑)
結果としてからまりまくっていた私の人生をもほどき、編みなおす機会を与えてくれたゆっくり小学校♪

「今回はキビシイから来期に受けたい」

と言っていた人も多かったけど、実はこの形式での開催は、今回の3期を最後に終了となりました〜(T.T)!

えええっΣ(゚д゚lll)となってるあなた、安心してください。心配ご無用♪

辻さん、そして上野さんの元で次なる『ゆっくり小学校計画』は深く静かに進行しております…。

それについてはぜひ今後の発表をお楽しみに♪

私も卒業したけど、今度は1期生、2期生も含めた新たな活動が始まる予感??

というわけでゆっくり小学校はきっとこれからもどんどん続きます。

もし迷っても、戻ってこられる。
『我が母校』がまた1つ増えました(((o(*゚▽゚*)o)))

一生懸命生きてただけだったのに…。
いつの間にかからんだしまった糸をほどき、編みなおす。

みんなでゆっくり成長と学びを得ていけることを願いながら…。